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博唖(hakua)
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1985/01/13
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第一話「唄う花嫁」

ここは結婚式場。
紳士的な服を着た人々が多く集まっている。
式場は高い山のてっぺんにあるため、屋上からは街全体が見渡せるようになっている。エントランスには豪華な食事が用意されてはいたが、手をつけた形跡が無い…どうやらこれから何かが始まるらしい。

俺は2階に居た。そして1階の階段から女性が走ってきた。
「お待たせ」
そう言いながらドレスの裾を左右で掴み、回って見せた。

「あぁ、きれいじゃん」

そんな事を言ってみる。背は小さく、天真爛漫なこの娘はどうやら俺の知り合いらしい。淡い水色のドレスは似合っていたけど、背伸び為すぎでは…(笑)

1階には男がうじゃうじゃ居た。式場は超強烈な洋風色をかもしだしていたため、若干浮足立つ。

その後主催者とも言える人物から説明があった。

「本日はお集まり頂き誠に感謝しております。言うまでもありませんが…」

後は覚えてない。簡潔に言うと、婿を探しているのだ。つまり花嫁争奪戦って訳だな。

その花嫁は、幼なじみだ。昔っから親父さんの言いなりで生きてきた。大手の会社の社長故に、娘の結婚相手は逸材でなければならない…って。

この大勢の男の中から見付けるのは至難。


色々考えてる内に抽選会が始まった。1階に改札みたいのがあってそこで一人ずつチケットを貰う。そこには是か非か、書いてある。

俺は非だった。
「くそ、助けられないか」

幼なじみはこんな結婚式認めてない。今まで自由でなかったから…自分が生を共にする人ぐらい自分で決めたいって思ってる。

なぜか、非のチケットには「廣田造作」の文字が…誰だお前。


全ての抽選が終わった。その瞬間、近くに立っていた馬の銅像が2階のベランダに向かって走り出した。その後地面から次々と銅像が現れ、ベランダへと走っていった。その走った後に階段が出現する。

突然の出来事に唖然としてると、その階段を男共が一目散に走りだした。

その中に埋もれる花嫁。

全力で走る男共に押され、やばそうだったので駆け付けて助けてみた。

「あ、ありがとう」

はぁ…。

2階のベランダには飛行船が停まっていた。既に満員の状態で、次の飛行船を待っている人が居たが、花嫁は飛行船の淵に飛び乗り、「君も!!」
っと呼んだ。


何か…おかしいなぁ…
争奪戦は!?

飛行船は飛び立つ。
そりゃ、空を縦横無尽に(笑)
マジで降り落とされそうになった。

花嫁が落ちそうになるのを必死で助けるのだが、呑気に彼女は歌いだす。

「小さな丘にある街並みを下って~♪奏でる指の音に誘われているの~♪♪」

はぃはぃ。以前俺がつくった曲だし。「詩吟」って曲名だったかな。

そんなこんなで辿り着いたのはバイト先の印鑑コーナーの所(笑)どうやって店内に入ったんだ( ̄□ ̄;)!!

そして彼女が突然胸元から一枚の紙を取り出す。

「はぃ♪」
「なに?」


婚姻届けだった↓
「ここまで引っ張ったんだから、押してよね!」


…いゃいゃいゃ。
おかしいって(笑)
けど、その圧力に圧され印鑑コーナーにあった印鑑で膝を付きながら押していました。

ってか、そんときの俺の姿が孫御飯になってたよ…

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